ことぶき歴史鑑定

ことぶき歴史鑑定は、(株)寿資産評価が運営しています。鑑定評価の現場調査などの際に訪れた地元の史跡を、地価動向とともに紹介します。

沓掛城址

豊明市の沓掛城址を訪れました。

かの有名な桶狭間の戦い前夜に今川義元が宿泊した城として知られています。桶狭間の戦いで若き織田信長が勝利していなければ、秀吉も家康も天下を取ることができなかったでしょう。何度か訪れていますが、桜が満開ということもあり、この日は珍しく花見客で賑わっていました。

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こじんまりとした城址ですが、本丸、二の丸跡や堀の跡が残っており、遠い昔に思いを巡らすことができます。

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下の芝生広場は本丸跡ですが、中ほどに井戸があります。この井戸は当時からあったのでしょうか。義元もこの井戸の水を飲んだのでしょうか。信長と義元ではこの戦に対する本気度が違っていたのでしょうか。

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 信長にとって桶狭間の戦いはまさに大金星の一戦でした。豊明市ではこれにあやかり、「大金星のまち」と銘打って観光に力を入れています。皆さんも是非ともここに来てみてください。

これは沓掛城址の西隣にある慈光寺です。浄土宗のお寺です。

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沓掛城址は市街化調整区域に位置し、このような長閑な場所にありますが、先日の平成30年地価公示の発表では、豊明市は住宅地平均変動率が+2.6%で愛知県内の上位3位でした。豊明市名古屋市に隣接し、名鉄本線や地下鉄桜通線名古屋市中心部への接近性が比較的良好であるにもかかわらず、地価の割安感が認められることから、近年地価の上昇が継続しています。この傾向は暫く続くものと思われます。

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 道の途中で珍しい、色がミックスな桜?梅?がありましたので写真に収めました。

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 以上