ことぶき歴史鑑定

ことぶき歴史鑑定は、(株)寿資産評価が運営しています。鑑定評価の現場調査などの際に訪れた地元の史跡を、地価動向とともに紹介します。

春の奈良特集 前編

今回は遠出をして春真っただ中の奈良まで足を延ばしました。JR奈良駅は、流石に観光客、特に海外からの旅行者が多かったです。

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こちらは地価公示奈良5-11のある三条通りです。JR奈良駅から春日大社まで伸びています。歩道が車道より広く整備されており、たいへん歩きやすい印象を受けました。先日発表されたばかりの平成30年1月1日時点の公示価格は456,000円/m²、年間変動率+3.9%です。地価はここ3年間で8.8%も上昇しています。外国人観光客の増加に伴う宿泊施設の建設が多く見られるほか、駅前商業地の需要も総じて強含みであり、奈良市内の商業地の地価は上昇傾向にあるようです。

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お約束の奈良公園の鹿🦌です。朝日を浴びて神々しい感じがしました。

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この辺りは歴史的風土特別保存地区の指定があり、建築〜、土地形質の変更〜等には奈良市長の許可が必要です。

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 東大寺大仏殿(国宝建造物)です。桜が満開でたいへん風情がありました。世界最大級の木造建築物として有名です。 創建から2度にわたって焼失していますが、2度目は戦国武将の中でも1、2を争う悪人と言われる松永久秀によって火を付けられたれたという説があります。f:id:kotobuki-history:20180329222107j:image

ここも海外からの旅行者が大部分を占めていました。ヨーロッパからの訪問者が多いようです。

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 奈良の代名詞である盧遮那仏坐像(国宝)です。

現存の大仏は像の高さ約14.7メートルもあります。聖武天皇の発願で天平17年(745年)に制作が開始され、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会が行われました。

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二月堂(国宝建造物)です。

旧暦2月に「お水取り」が行われることからこの名がついているそうです。

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 二月堂からの眺めです。ここも桜がとてもきれいでした。

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 興福寺五重塔(国宝)です。

天平2年(730)に興福寺の創建者藤原不比等の娘光明皇后により建立されました。国宝館で、阿修羅像(国宝)を観ました。あの表情と全体の絶妙なバランスの虜になってしまいました。

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猿沢の池です。

周囲360mの小さな池ですが、水面に五重塔の影が映ることで知られていますが、あいにく後でそれを知りましたので、写真には写っていません。

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後編に続きます。